AGAの原因や対策をきちんと把握することが改善の近道

AGA(エージーエー)とはAndrogenetic Alopeciaの略で、男性型脱毛症のことを指します。

成人男性によく見られる髪が薄くなる症状で、額の生え際または頭頂部から髪が薄くなります。

AGAの人の髪は細くて頼りない髪であることが特徴です。髪が十分に太くしっかりした状態に育たないからです。

AGAの主な原因は男性ホルモンです。

人の髪は10万本あると言われ、それぞれが成長期、退行期、休止期というサイクルを繰り返しながら順次生え変わっているのですが、男性ホルモンが髪の生え変わるサイクルを乱してしまうのです。

テストステロンという男性ホルモンは還元酵素5αリダクダーゼという物質と結びつき、GHD(ジヒドロテストステロン)という別のホルモンに変わってしまいます。

GDTは毛乳頭細胞にあるレセプター(受容体)と結びついてしまうので、髪の正常な成長を阻害し、髪が十分育つことなく抜け落ちてしまうのです。

男性ホルモンの量や感受性は人それぞれ違う

男性ホルモンの量や感受性は人それぞれ違います。

遺伝要素が大きく、生まれつきもともと持っている5αリダクダーゼの分泌量が多い人は抜け毛が多くなる傾向があります。

自分がAGAかどうかは専門の医療機関で検査することができます。

抜け毛の相談は皮膚科もしくは最近増えてきた発毛外来と呼ばれる専門のクリニックで受けられます。

問診や血液検査などのほか、希望すれば遺伝子検査を行うこともあります。

クリニックでは無料でカウンセリングも行っているところも多く、今後の治療の進め方などについて納得いくまで相談することができます。

診断の結果、男性ホルモンの問題だと判断された場合はGHDの生成を止める薬などで対処します。

AGAの治療には保険は適用されませんから、自費診療になります。

現在のところ、AGAそのものを完治させることはできません。

薬を飲みつづけることによって進行を食い止める対策をとることになります。

薬による治療は早いうちに始める方が効果が高く、早く良くなります。

毛包が活動しているうちならば、薬によって活性化させることができるのです。

薬をやめるとAGAは再び進行します。

毛包が活動しなくなってからでは薬を飲んでも効果が得られなくなります。

症状が進行した場合には、飲み薬や外用薬だけではなく、薬を頭部に直接注入する方法をとることもあります。

植毛などの方法で頭部の髪を再生する場合もあります。

最近では、AGAの治療薬を海外から個人輸入して安価で手に入れる方もいますが、薬の安全性や自分に合うかどうかの判断は全て自己責任になります。

薬に含まれる成分や自分の飲んでいる他の薬との飲み合わせなどの問題もありますので、あまりおすすめはできません。

髪が健康的に育つためには頭皮寛容を整えることが大切

AGAであってもそうでない抜け毛であっても、髪が健康的に育つためには、頭皮環境を整えておくことが大切になります。

日々のシャンプーを見直すなどして、髪や頭皮へのダメージを減らし、頭皮ケアをしていくことも大切になります。

一般的なシャンプーは髪へのダメージが大きいものもありますので、髪へのダメージが少ない、髪に優しい成分のものを選ぶことをおすすめします。

また、ストレスも自律神経が緊張して頭皮への血行が悪くなるので髪に良い影響を及ぼしません。

食生活や生活習慣の乱れ、過度の飲酒や喫煙などは頭皮や髪に悪影響を及ぼします。

睡眠リズムを整えることも大切な要素です。夜10時から2時頃までは髪も育つ時間帯なので、この時間に質の良い睡眠をとることも髪に影響します。

こうして見ていくと、髪の健康を守るためには普段の生活そのものが健康であることが大切だということがよくわかりますね。

体の健康状態を整えることで、結果的に頭皮への血行も良くなり、髪が健やかに育つ土壌づくりができるのです。