AGAと薄毛の違いは?

男性の髪の毛が薄くなってしまう原因として多いのがAGAであると言われるようになっていますが、本当のところはどうなのでしょうか。

男性の場合に髪が薄くなるときにはM字型の脱毛やO字型の脱毛がよく見受けられますが、この原因となっている可能性の一つとして考えられるのがAGAです。

M字型の脱毛は前髪が後退していくのが特徴であるのに対し、O字型の脱毛は頭頂部から髪の毛が薄くなっていく薄毛の一種とされています。

単純に薄毛と言うと様々な症状があり、全体的に髪の毛が細くなったり減ったりしてしまうびまん性脱毛症やストレスなどによって部分的に発生することが多い円形脱毛症なども該当するものです。

AGAは男性型脱毛症と呼ばれる薄毛になる原因の一つでしかありません。

症状を示しているのが薄毛であるのに対し、その原因となる疾患名となっているのがAGAであるというのが両者の決定的な違いです。

AGAになると薄毛に悩まされるようになるのが一般的ですが、逆に薄毛だからといってAGAであるというわけではありません。

AGAと薄毛の原因

AGAの場合には頭皮において男性ホルモンであるテストステロンが代謝されてデヒドロテストステロンとなり、これが毛母細胞などに作用することによって発毛を抑制してしまっていることが脱毛や薄毛の原因となっています。

この代謝は通常も行われているものですが、テストステロンが過剰になったり、デヒドロテストステロンへの代謝が促進されたり、デヒドロテストステロンの代謝による分解が抑制されたりしてしまうと薄毛の原因となるのです。

もともと遺伝的にデヒドロテストステロンが蓄積しやすい人もいるため、父親や祖父がM字型脱毛やO字型脱毛を経験している場合には子供もリスクがあると考えることができます。

しかし、M字型やO字型で脱毛が進行していたとしても、原因が必ずしもAGAであるわけではありません。

髪の毛を成長させるために必要な栄養素が不足していたり、血液循環が悪くなっていたりしてもM字型脱毛やO字型脱毛が進行することがあります。

また、円形脱毛症とされる部分的な脱毛が前頭部や頭頂部で起こったために同様の症状が生じてしまうこともあるのです。

そのため、症状からAGAであるかどうかを確定することはできません。また、遺伝的にAGAになりやすい遺伝子を持っていたとしても必ずしも薄毛になるわけではありません。

食生活や睡眠リズムなどの生活習慣によって髪の毛が減りにくい生活をしているといつまでも発症しないこともあります。

逆にまだ幼い子供なのに薄毛が進行してしまうこともあるのがAGAの特徴です。

男性ホルモンの影響でAGAや薄毛になる?

このような個人差はあるものの、共通しているのが男性ホルモンの影響によって髪の毛が伸びなくなっていることであり、男性ホルモンが多い男性に多い薄毛の原因となってます。

しかし、女性でもときどきAGAが原因の薄毛も見かけられるようになっていて、しばしばfAGAとして区別されているのが現状です。

薄毛になってしまっているときには原因の一つとしてAGAを疑うことが重要ですが、男性であっても一割程度しかAGAが原因で薄毛になっている人がいないということは知っておくと良い点です。

AGAの場合には有効な薬による治療を行うことができますが、薄毛だからといってその薬を使っても効果があるとは限りません。

AGAかどうかはクリニックに行って診断を受けるとわかることなので、薄毛の原因を知って適切な対処をしたいと考えたらまずは検査を受けるのが大切です。

このようにAGAと薄毛は互いに関連性があるのは確かですが、一対一の対応があるわけではありません。

薄毛の原因としてAGAを疑った方が良いという程度に留めておくのが重要です。