抜け毛の原因はAGAだけではない

抜け毛や薄毛というものは、命にかかわる症状ではないものの、自分への自信を無くしてしまったり、人目が気になったりといったことになり、人に大きな影響を与える症状のひとつです。

人によっては人間関係をとりずらくなったり、仕事がスムーズにいかなくなってしまったといったことになってしまう人もいます。

このようなことになる前に、薄毛や抜け毛かもしれないと感じたならば早期の対処が必要となります。

男性で薄毛や抜け毛というと、コマーシャルなどで専門の治療院が出ているとも言われているAGAを疑う人が多いです。

そのため、まずAGAの改善に有効と思われる対処を取り敢えず行う人や育毛剤を購入する人などがいますが、もしかしたらその対処法は間違っているかもしれません。

薄毛や抜け毛には、AGA以外にも数多くの種類があるからです。

AGAとそれ以外の薄毛・抜け毛の種類とでは、薄毛になっていく原因が違うので、AGAの対処法では効果がないどころか、悪化する可能性もあります。

そもそも、AGAとは男性ホルモンの分泌量が異常に多くなってしまい、女性ホルモンとのバランスがとれなくなり、薄毛や抜け毛が進行していくというものです。

男性で薄毛に悩んでいる人のおよそ90パーセントはAGAですが、言い換えればおよそ10パーセントはそれ以外の薄毛や抜け毛の脱毛症なので見逃せないものです。

円形脱毛症はAGAや薄毛の原因のひとつ

AGA以外の薄毛や抜け毛の原因のひとつとして円形脱毛症があります。

誰であっても一度は聞いたことのある脱毛症であり、読んで字のごとく10円玉ほどの大きさの楕円や円形の脱毛がひとつから複数頭部にできるというものです。

自覚症状がほとんどなく、症状がひどくなれば、脱毛部分がつながり帯状に抜け毛が進行することもあります。

円形脱毛症となってしまう原因は、おもなものでは過度なストレスを受けたことや自己免疫疾患の異常であるとされています。

対処法では、一般的なヘアケア用品では対処できないために皮膚科へ受診する必要があります。

また、ストレスを発散することも必要です。

ひこう性脱毛症や脂漏性脱毛症もAGA以外の脱毛症として知られています。

ひこう性脱毛症も脂漏性脱毛症も頭皮のフケや皮脂が異常に発生することにより毛穴を塞ぎ、雑菌が繁殖することによって引き起こされる脱毛症です。

抜け毛や薄毛以外の症状に、強いかゆみや頭皮の炎症を引き起こすことになります。

ひこう性脱毛症や脂漏性脱毛症となってしまう原因は、AGAのようにホルモンバランスにはなく、間違った洗髪方法にあるとされています。

皮膚に合わない刺激の強いシャンプーを使用していたり、過度な洗髪、シャンプーのすすぎ残しなどによってフケや皮脂が異常発生するとされています。

対処方法としては規則正しい生活と正しい洗髪を行うことです。

また、牽引性脱毛症もあげられます。

牽引性脱毛症は、長時間一定の方向に髪の毛に力を受け続けることにより髪の毛が抜けていくもので、ポニーテールやヘルメットをかぶり続けることによって起こります。

物理的な原因があるため、AGAの対処法では効果がなく、髪型を変えたりする必要があります。

他にも抜け毛の種類は色々ある

このほかにも、傷痕部分が脱毛する瘢痕性脱毛症や薬剤の影響で脱毛する薬物脱毛症、年齢による老人性脱毛症、自分で毛を引き抜いてしまう抜毛症などがあります。

いずれもAGAとは原因が異なるので、対処法も異なります。

AGAの対処法では効果がない脱毛症もあるので、あらかじめAGAかどうかの判断をする必要があります。

見分けるには、抜けている毛から判断する方法と毛の抜け方から判断する方法があります。

AGAでは成長途中の毛も抜けていってしまいます。

そのため、まだ若く細くやわらかい毛が抜け毛の3割以上を占めているならばAGAの可能性が高まります。

また、AGAでははげ方に特徴があり、前髪が薄くなり額が後退している場合、頭頂部やつむじからが薄くなる、M字のハゲとなってきている場合は、AGAの可能性があります。

薄毛や抜け毛の種類は多種多様で、原因も対処方法もさまざまです。

しっかりと見極めて、対処しなければ効果がないので、一度確かめてみてから、確実な治療をするためにクリニックや皮膚科へと相談することが勧められます。